工務店の倒産リスクを見極めるには?契約前に確かめたい5つのこと

地域の工務店に頼みたいけれど、「工事の途中で会社がなくなったらどうしよう」と不安に感じる方は少なくありません。工務店は会社の規模に幅があり、外から経営の状態が見えにくいのは確かです。ただ、契約の前に確かめておくことで、万一のときの備えはできます。
1. 住宅瑕疵担保責任保険に加入しているか
住宅瑕疵担保責任保険は、引き渡しのあとに構造や雨漏りに関わる欠陥が見つかり、会社が対応できない場合の備えになるものです。加入しているかどうか、契約の前に確認してください。
2. 完成保証があるか
完成保証は、工事の途中で会社が倒産などで続けられなくなったときに、工事を引き継いだり、追加でかかる費用を補ったりする仕組みです。すべての工務店が利用しているわけではありません。利用していない場合は、次の支払い条件が特に大切になります。
3. 工事代金の支払い条件が明示されているか
工事代金を、着工・中間・完成などに分けて支払う条件になっているかを確認します。契約の時点で大きな額を前払いする条件は、万一のときの損失が大きくなります。工務店えらびでは、支払い条件の明示を確認項目にしており、前払いの比率が高い会社はご紹介していません。
4. 決算が続けて確認できるか
工務店えらびでは、決算の継続確認(財務)を確認項目にしています。施主の方が決算書を見せてもらうのは難しいこともありますが、長く続いている会社かどうか、建設業許可を受けて事業を続けているかは、ひとつの目安になります。
5. 直近の施工実績が続いているか
直近の施工実績(年間の棟数)が続いているかも確かめます。完成見学会を定期的に開いている、施工事例を発信し続けている、といった点も、事業が続いているかを知る手がかりになります。
契約書で確かめておきたいこと
契約の前には、工事請負契約書と、その付属書類に目を通します。特に、工事代金の支払いの回数と時期、工事が遅れた場合の取り決め、引き渡しの時期が書かれているかを確認してください。保険や保証について口頭で説明を受けた場合も、書面で示してもらうと安心です。分からない言葉があれば、その場で質問してかまいません。説明をていねいにしてくれるかどうかも、会社を見極める材料になります。
工事中に気をつけたいサイン
契約のあとも、工事が予定どおり進んでいるかを見ておきます。職人が現場に来ない日が長く続く、担当者と連絡がつきにくくなる、支払いの前倒しを求められる、といったことがあれば、早めに理由を確かめてください。支払い条件が工事の進み具合に合わせて分かれていれば、こうしたときにも損失を小さく抑えやすくなります。
契約を急がせる会社には注意
「今月中に契約すれば値引き」など、契約を急がせる条件がある場合は、一度立ち止まって考えてください。支払い条件や保証の内容を書面で確かめてから決めても、遅くはありません。
確かめにくいことは窓口に任せる
保険の加入や財務の状態を、施主の方が一社ずつ調べるのは手間がかかります。工務店えらびでは、建設業許可、建築士事務所登録、住宅瑕疵担保責任保険への加入、完成保証または支払い条件の明示、直近の施工実績、決算の継続確認、断熱・耐震の標準仕様の明示を確認した工務店だけをご紹介しています。確認項目は公開しています。
ご紹介は1社(最大2社)で、紹介された工務店をお断りいただくこともできます。弊社に一言いただければ大丈夫です。
