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坪単価の見方|本当の総額を知るために確かめたい3つのこと

「坪単価○○万円から」という広告を見て、延床をかければ家の値段が分かると考えていませんか。実際には、坪単価だけで総額を出すと、あとから数百万円単位で予算が増えることがあります。坪単価を見るときに確かめたいことを整理します。

1. 坪単価に何が含まれているか

坪単価は、建物の本体工事の費用を延床面積で割った数字です。ただ、会社によって「本体のみ」の坪単価を出しているところと、「付帯工事まで含めた」坪単価を出しているところがあります。同じ坪単価でも、含まれるものが違えば総額は変わります。見積もりや広告を比べるときは、どこまでが坪単価に入っているかを必ず確かめてください。

2. 総額は「本体・付帯・諸費用」の3つで見る

家づくりの総額は、大きく3つに分けて考えます。

  • 本体工事:建物そのものの工事
  • 付帯工事:屋外の給排水、電気の引込、地盤調査、仮設など
  • 諸費用:設計、申請、登記、ローン手数料、火災保険、地鎮祭など

工務店えらびの概算では、地域の坪単価×延床で本体工事を出し、付帯工事を本体の15〜18%、諸費用を8〜12%として加算しています。相場表では、たとえば延床30坪の場合、次のようになります。

延床 本体工事(坪単価60〜90万円) 付帯工事 諸費用 総額の目安
30坪 1,800〜2,700万円 300〜450万円 200〜300万円 2,300〜3,450万円

本体工事だけを見ると1,800万円からでも、総額では2,300万円からになります。この差を知っておくことが、予算づくりの第一歩です。

3. 坪単価が上がる条件と、総額に含まれないもの

坪単価は、次のような条件で上がります。

  • 地盤改良が必要な場合(50〜150万円)
  • 狭小地・変形地
  • 高断熱・高気密の仕様(坪あたり+5〜10万円)
  • 太陽光の設置
  • 造作家具を多く取り入れる場合

また、総額の目安には、土地代、外構(100〜250万円)、家具家電、引越し、仮住まいは含まれていません。土地から探す方は、予算総額から建物の総額を引いた残りが「土地に回せる額」の目安になります。

平屋の坪単価が高く見える理由

平屋は同じ延床でも屋根と基礎の面積が約2倍になるため、坪単価で5〜10万円上がるのが一般的です。ただし、階段や二階のトイレが要らない分、総額で比べると差は縮まります。坪単価だけを見て「平屋は高い」と決めつけず、総額で比べることをおすすめします。

地域によっても坪単価は変わる

坪単価は地域によっても違います。工務店えらびでは、都道府県別に60〜90万円の幅で坪単価の目安を設定し、性能の希望に応じて上方に補正しています。都市部や寒冷地は高めになる傾向があります。

見積書を比べるときのコツ

2社以上の見積もりを比べるときは、坪単価ではなく、総額と内訳を並べて比べます。ある会社では本体に含まれている屋外給排水が、別の会社では付帯工事として別に書かれていることがあります。地盤改良は地盤調査のあとでないと金額が決まらないため、見積もりの段階では「別途」とされていることもあります。「別途」「一式」と書かれた項目があれば、何が含まれるのかを聞いておきましょう。

性能の違いにも注意が必要です。断熱等級や耐震等級が違えば、同じ延床でも坪単価は変わります。標準仕様の等級をそろえてから比べないと、安く見える会社が実は性能を下げているだけ、ということもあります。

まとめ

坪単価は便利な目安ですが、それだけで会社を比べたり予算を決めたりするのは危険です。「何が含まれているか」「本体・付帯・諸費用を合わせた総額はいくらか」「上がる条件はあるか」の3つを確かめてください。工務店えらびでは、延床と地域から、本体・付帯・諸費用に分けた総額の目安を24時間以内にお伝えしています。目安は連絡先を入れずにご覧いただけます。